シマノ 19カルカッタコンクエストDC200のインプレ 【SHIMANO CALCUTTA CONQUEST DC 200】

2009年の09カルカッタコンクエストより10年の時を経て…ついに今年2019年恐ろしいベイトリールが誕生した…
その名もカルカッタコンクエストDC200

僕はバス釣りはしないので、ルアーキャスティング用のベイトリールなんて縁のないプロダクトだと思っていたのだが、釣具屋の店頭で怪しく光っている本機をライトジギングに使えないかと観察していたところ、瞬く間にそのかっこよさとスペックに惚れてしまった。そしてソルトでも使えるって説明だったので、その場で竿と一緒に購入してしまった。

今日はこの19カルカッタコンクエストDCのインプレをしたいと思う。インプレの前に1点注意。僕はキャスティングゲームでベイトリールを使ったことは無い初心者なので注意してほしい。そのへんも適宜考慮してインプレを解釈してほしい。また、淡水フィールドでのバスアングラーのこのリールへのインプレは既にたくさん存在するので、僕はルアーシーバスやオフショアジギングなどのソルトゲームの目線で、この19カルカッタコンクエストDC200の良いところと悪いところをつづってみたい。

<追記>本格的にソルトのいろんな釣りで19カルコンDCを半年間酷使してみたインプレ書きました↓↓

※ちなみに僕が買ったのは19カルカッタコンクエストDC201、つまり左ハンドルの19カルコンDCです。

19カルコンDCのいいところ

いいところ①異次元の巻心地

まずはこれ。巻心地がヤバい。本当にすごい。店頭で初めて触った時に思わず「ほおおおおおおお!!」ってなった。ゴリ感どころか微塵の突っかかりも無いし、ハンドルの巻き重りも一切ない。よくステラが「ヌルヌル」と表現されるけど、19カルコンDCは「トゥルトゥル」。もう滑るようにスプールが回る。

また、いくら巻心地が良くても軸に負荷がかかった時は滑らかさが落ちることがよくあるけど、近所の川でナマズを掛けたり、スレでボラや巨鯉をひっかけた時もトゥルトゥル巻けたので全然問題なし。竿はヒーヒー言ってたけど笑
これならオフショアのジギングで青物をかけてもスルスルと巻き上げられそう。メタルボディー×マイクロモジュール恐るべし。

シマノのキャッチコピーで「シマノにしか作れないものがある」ってのがあるけどまさにこれだと思う。

いいところ②可動部の操作感

重厚で燻し銀の見た目通りの可動部の操作感。見た目で惚れた人なら可動部の音や手ごたえもきっと気に入ると思う。ガチンとクラッチを切る手ごたえや、メカニカルブレーキノブやスタードラグを回したときのクリック感など、すべての動作が心地いい。個人的には、サイドのカバーを外すときカバーのロックを外すとサイドカバーがシャキンと勝手に開くのが気に入っている。金属製の良さが感じられる操作感。

いいところ③ツーフィンガーで投げて巻ける

これは僕に限った話かもしれないけど、気に入っているところなので紹介したい。金属製の丸型リールは重く大きくなりがちだ。19カルコンDCはその点を改良してあり、ボディーをロープロ化している。当然小さくなることで軽くなっているわけだが、他にもロープロの恩恵を受けたポイントがあると思う。それは握り方とそれに伴う運用方法。

僕の場合このリールの大きさならツーフィンガーでも深く握りこめるため、ツーフィンガーのまま鋭くフッキングができるようになった。ベイトリールはキャスト時はワンフィンガー、リトリーブはスリーフィンガーで扱うのが基本だが、僕の場合このリールならオーバーやサイドやフリップなどの各種キャストがツーフィンガーでできるし、そのままの握りで鋭くアワセもできる。そして僕は右利きで僕の19カルコンDCは左ハンドル。つまり、短い距離なら握り替える事無くツーフィンガーでノンストップで攻め続けられるため、恐ろしくテンポの良い釣りができる。

もちろん、手の大きさは人によって違うし、利き腕とハンドルの右左や、握り方のニュアンスもひとりひとり微妙に違うため、すべての人が実感できるものではない。前述のツーフィンガーでキャストもリトリーブもこなすのは賛否両論だけれど、金属製で丸型で小型というあたらしい特徴を持ったこのリールは、新しい運用の可能性を秘めていると思う。

いいところ④手入れが楽しい

メカニカルな金属製品の何がいいって手入れが楽しいことだと思う。金属製で程よくメカニカルな部分が露出しているこの19カルコンDCもこの手入れ心をくすぐってくる。特にソルト運用の僕にとっては手入れのしがいがあり、釣りをしていない時も楽しめる。

僕の場合、ドラグとメカニカルブレーキを締めてから、真水の中に漬けてクラッチとかハンドル等の可動部を動かす。長く浸けるのはよくないのでこの作業は5~10秒ほど。もちろん水に浸けるのに抵抗がある人はシマノの取説通りに流水にさらして洗ってもいい。水からあげたら排水穴から水を出して表面を拭いてドラグとブレーキを緩めて乾燥させて終了。たまにスプールを外したり、ギアボックスを開いて清掃と注油。

解体できる範囲なら意外とシンプルな構造をしているので、きちんと清掃と注油をしていれば一生使えるんじゃないかと思えてくるほど。メンテして使い込む楽しみのあるリールだ。

気になるところ

ここまではいいところについて挙げてみたが、ここからは購入を検討している人のために、僕なりに気になったところも紹介したいと思う。

悪いところ①巻心地がクリアすぎる

ルアーマンなら一度はルアーに結んだラインを直接手でたぐってルアーを動かした経験があると思う。そしてほとんどの人が、竿で操るよりもルアーの水噛みが弱いと感じたはず。ほんとに不思議なのだが、どういうわけかカルコンのリトリーブ中にも同じように手で手繰っているときに感じるような水噛みの弱さを感じてしまうときがある。巻スピードは足りているので実際水の中のルアーはしっかり動いているはずだが、手元でその動きが感じにくいときがある。

巻心地がトゥルトゥルしているからなのか、ローギアだからなのか、理由は分からないが、良くも悪くも巻いているときにリールを介して感じるルアーの感覚が他のリールとは違う気がする。

悪いところ②ローギアがつらい

これはソルトならではの意見で購入前からの懸念事項でもあった。海で使うならやはりハイギアが欲しい。ローギアだとどうしても早く動かすルアーを使うのが億劫になって、シンペンなどのスローなルアーを使いがちになってしまう。

また、キャスト時に風で流されてできるラインのたわみの回収が遅くなってしまう。磯などラインメンディングにシビアなところでは、メカニカルブレーキやDCブレーキをきつめに入れてたわみを出さないようにしたりして対策しないといけなくなり、その分飛距離が犠牲になる。この辺りはHGの発売を期待している。

想像だけど、この巻心地でハイギアだったら、ハンドルがトゥルットゥルまわってスプールもキュルッキュルまわるから相当気持ちいいと思う。

<追記>19カルコンDCをハイギア化しました↓

悪いところ③バイブレーションのポテンシャルを持て余している感

個人的にはこれが一番気になっている。使ってみるとバイブレーションの持ち味である飛距離と早巻きアピールが非常に生かしにくいことに気付いた。

まずキャストに関しては、ブレーキを最弱にしてもまだかかり過ぎている印象がある。それゆえ初速が出やすいかっ飛び系のルアーを投げると、リリース直後から強烈にブレーキが掛かりみるみるルアーが失速していく。これでも十分な飛距離が出るのだが、かっ飛び系ルアーのポテンシャルを知っていると、もったいないなとどうしても思ってしまう。ひょっとしたら開発時にすでに検討した結果ボツになった案かもしれないけれど、個人的には1~Wのブレーキオプションにさらにブレーキが弱いオプション、エクセンスDCのXPモードみたいなモードがあってもいいなと思う。

そして、巻スピードに関して。繰り返しになるがこのリールはハイギアではない。ということは、デイシーバスの早巻き等では相当セカセカと巻かないといけない。当然巻くのに必死になるとレンジキープがおろそかになってレンジを外しがちになる。早巻きをするようなコンセプトのリールではないので仕方ないが、
このリールの不得意なところだと思う。

以上のことを合わせると、飛距離と早巻きが武器のバイブレーションは、
このリールにとって苦手なルアーのように感じてしまう。ぶっちゃけバイブレーションはこのリールで使っても面白くない。

まとめ

以上。ソルトでの僕なりの19カルカッタコンクエストDCのインプレでした。

正直贅沢品!笑 

でもひとつひとつの操作がいちいち気持ちよく、丸型ベイトながら見た目も洗練されていて、これを使いこなしたらすごくかっこいいなと思うリール。


もちろん見た目だけではなく、パワーを生かして落ちアユパターンでビッグベイトを結ぶも良し、感度を生かしてバチ抜けでフかすのも良し、キャスティング性能をいかして磯で打ち込むのもよし、巻き心地を生かしてオフショアのジギングに流用するのもよし、特徴を生かせば十分ソルトを満喫できるプロダクト。

みなさんも一度ベイトリールの最高峰のポテンシャルを体感してみては。

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