オシアコンクエストCT300 インプレ

2018年8月に発売されたシマノのオフショアジギング用のベイトリール「OCEA CONQUEST CT 300」。略してオシコンCT。

電動でもないのに実売5万円ほどの価格で面食らうが、マイクロモジュールギア、HAGANEボディ-、フォールギア、レベルワインド、メーターカウンターなど、シマノが誇るギミックが惜しげなく詰め込まれている。自分も2018年にオシアコンクエストCT301HGをさっそく手に入れ、今日までに何度か使用してきた。今日は、このリールを買ってよかったこと、想像と違ったことをまとめてみた。

このリールを買ってよかったこと

①オシコンを持っているという全能感

現状シマノのジギングリールの最高峰のシリーズ、それがオシアコンクエスト。ギミックとかスペックとか語る以前に、まず持っていることに対する全能感がすごい(語彙力)。

②メーターカウンター搭載

ジギングリールのメーターカウンター機能には賛否両論あるけど、僕はぶっちゃけ大活躍している。ラインマーカーを読めばいいじゃんって意見もあるけど、一日のジギングでどんだけジグ落とすかって話ですよ。しかも落とすときだけ数えればいいってもんでもなくて、しゃくってるとき何メートル上げたところで食ったとか把握するのも常にマーカーをフォローしないといけない。ラインの色を覚えるのも悪くないけども、タックル持ち替えたりライン切ったりしたら覚え直しだしリーダーの長さでもマーカーの読み方が変わってしまって、とにかく煩わしい。

カウンターがあれば家で学習させて釣り場でゼロ点取ってしまえば、あとは棚を知りたいときに表示を見るだけはい簡単。僕はオフショアジギングのエントリータックルとしてこのオシコンCTを買った。つまり初心者なわけだけど、慣れないしゃくりをしながら棚や巻きスピードを調整するのはまだ難しい。その点このリールは手元に表示されるので初心者の僕はかなり助けられている。

追記:オシコンCT300のカウンターの不具合が上がっています。不具合の詳細は不明ですが、聞くところによると作動しなかったりとかそんな感じらしいです。動かないのはよくないですね。購入検討している人は交換とかできるお店の方がいいかも。表示が正確ではないって不具合も聞いたことありますが、これは糸学習をきちんとできていない可能性もあるので、一度取説をみて正しい方法で糸を巻いてください。

③魚とのやり取りの気持ちよさ

マイクロモジュールギア、HAGANEボディ、エキサイティングドラグサウンドのコンビネーションが素晴らしい。青物の強烈な引きで軸に負担がかかった状態でも、ぬるりとした巻き心地。急に突っ込まれても生き物のように反応するドラグと、それに反応するドラグ音。ゴリ巻きのとき、ドラグが鳴くとき、HAGANEボディの恩恵を常に感じる。このリールは掛けてからが最高に気持ちいい。竿やラインがヒーヒー言ってる状況でもリールだけは平気で回る。リールの性能にほかの道具の性能がついていけてない感じがするくらい巻きの完成度が高い。

④ギアボックスへのアクセスのしやすさ

例えばカルコンとかだとボディーのカバーを外すのに一度スプールを抜かないとネジにアクセスできないのでめんどくさい。一方オシコンCTは分解するときに外さないといけないネジがすべて外部に露出しているので分解が簡単。メンテナンスが気楽にできます。長く使う買い物になると思うので、自分でメンテしやすいっていうのは僕にとっては大きなポイントだったりする。

想像と違ったこと

①負荷のかかっていない時の巻き心地はふつう

先程説明したが、マイクロモジュールギアの本領が発揮されるのは魚がかかってからだと僕は思う。負荷がかかっていない時の巻心地は、他のベイトリールとそんなに変わらない。スピニングと比べるのはどうかとは思うが、ステラみたいなヌルヌルを期待すると、あれフツ―?ってなる。

②フォールレバーとスピードメーターの出番のなさ

僕が伊勢湾のスロージギングばかりしているせいもあるけど、フォールレバーでフォール中に食わせたことが今のところない。スローじゃなくて普通のジギングする人とか、マイクロジギングみたいなふわふわした釣りなら活躍するのかも。今の僕にとってフォールレバーはただのテクニカルブレーキだし、スピードメーターはテクニカルブレーキの効きを数値化するものでしかない。

③金色がダサい

シマノのジギングロッドは青系が多いんだけど見事に金色がミスマッチしてます。リール単品ではかっこよく見えるけどロッドに乗せたとたんに違和感が出ます。笑 2019年に出たオシコンリミテッドは青黒メタルでかっこいいですね。僕もリミテッドがよかった。

④みんな持ってる

伊勢湾のジギング船乗るとみーんなオシコン持ってます。面白いくらい、みーんな持ってる。かぶるのが嫌な人はあまり向きません。

⑤ 最終的にオシアジガーも欲しくなる

いやこれはほんと予想外の展開。僕が伊勢湾ジギングで使うリールの購入を考えていた時、このオシコンと17オシアジガーが最終候補でこの2つでかなり悩んだ。本当に悩んだ。最終的にワインダーとカウンターがあって初心者向けのオシコンがいいかなと思ってこっちにしたわけだけど、一通りいろんな釣りで使い込んだ結果ジガーも必要って結論に至りました。←

初めはどっちか持っていれば片方はいらないって思ってた。だからオシコンを買うときもめちゃくちゃ悩んだ。けどさ、やっぱ青物ってジガーで釣ってみたくなるんですよね。両者同じような位置づけに見えるけれど、ラインのキャパや巻き上げ長とか微妙に違うし、うまいこと差別化されてるんだよね。ジガーを買っとけばよかったって話じゃなくて、結局どっちを買ってもそのうちもう片方も欲しいなってなりますよって話です。シマノ恐ろしいw

まとめ

後半はマイナスなことを書きましたが、100点満点で言えば98点つけます。2点は色です。僕にとって初めてのジギング用のリールだったけど、上達してもこれ一つでやっていけるポテンシャルを感じている。それぐらい素晴らしいプロダクト。大事に使いたい。

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