オシアジガーフルベンドB60-2のインプレ
今回はオシアジガーフルベンドをインプレします
今回インプレするのはフルベンドの2番 OCEA JIGGER FULLBEND B60-2。僕が通ってる伊勢湾のジギングや外房のライトめなジギングにいいかなと思って買ったやつです。
フルソリッドのブランクスの上にカーボンシートを巻き、捻れを押さえてハリを持たせた点が1番のポイント。
アイデアとしては他のメーカーがすでにやっている内容だけど、それを大手シマノの味付けで作ってみたらどうなるのかというのが1番気になるところ。
発売直後すぐに購入して使い込んでみましたので報告したいです。
フルベンドB60-2 インプレ
ではさっそくインプレへ。
今回は特殊な竿ということでカタログスペックとか誰一人期待してないと思うので使った所感のみ淡々と書きます。
触った感じの所感
竿単体で持っても安いフルソリッドにあるような持ち重りやダルな感覚は一切なし。むしろ中空カーボンですーって感じがすごくするのでmax200gの割にはかなり細く感じる。
もちろんティップのブラつきもなくてシャープ。自腹切ってる補正を抜きにしても、ほんといい竿の雰囲気が漂ってるとおもう。リールを乗せてもいいくらいのバランスで、具体的にはオシコン300くらいまでがいい感じに扱えるとおもう。
ジグの操作感
素直に話すと期待したほど良くはない。
もちろんただのフルソリッドよりかは操作感は断然気持ちいいけど、竿単体で持った時に感じた中空カーボン感を期待してジグを動かすと悪い方に裏切られる。
この竿に興味ある人は中空カーボン感とフルソリッド感の比率がだいたい4対6とか5対5くらいを期待すると思うんだけど、実際ジグを動かしてみると感覚としては3対7くらい。
なので深くなったり抵抗の大きいジグ使う時は適正ウェイト内でももどかしく思うことがあると思う。扱いやすい重さは100-150gくらい。
魚をかける時とかけた時
曲がりは最高に気持ちいい、けどリフトパワーやフッキングのパワーはない。
曲がり方はほんと素晴らしい。フルソリッドらしい安心感のある曲がりと、捻れを抑えたハイパワーXらしい曲がりがいい感じに融合してて、気持ちよくすぅーっと曲がる。
一方でパワーに関してはそこまでではなくて、シオやハマチ相手でも曲げてるだけで上がってくるって感じはあまりないし、フッキングであわせても竿が大きく曲がるだけで針に力を加えている感じはしない。
どちらかと言うと魚がかかった時の気持ちよさよりも、ソリッドの割にストレスなくジグを操作できるっていう魚かける前の気持ちよさに振ってる竿かなと思った。
そのほか
地味に流通量を褒めたい。フォキートが買えなくて困っている方に需要あるでしょこれ。
実際の動画
運良くフルベンドで活きの良いブリをかけた動画が撮れたので参考にどうぞ。
まとめ
以上です。
パワーのあるフルソリッドというより、快適なフルソリッドって感じの竿でした。いいことわるいこと色々書きましたが単純なフルソリッドの竿よりは断然気持ちいい竿なので買ってがっかりすることはないです。
買ってみて気づいたのが、フルベンドの中でも番手でもかなり味付けがかわる印象があったので、カタログの数値を鵜呑みにしないで実際に店で各番手触って曲げてみるのがいいと思います。伊勢湾で使うならオシコン300に3番がおすすめ。シマノの動画でも伊勢湾で鈴木さんが使ってたし。
気持ちよく使える竿なのでいろんな釣りとも相性良さそうに思います。ついこの前も中深海ジギングにも使ったし。このへんのアイデアはまた別の記事でまとめたいと思います。