【伊勢湾ジギング】ゴラッソのすばらしさ

まえがき

最近の伊勢湾ジギングでゴラッソが大活躍中のため、お礼を込めて崇めたてまつる記事を書き、煽りに煽って伊勢湾でのこのジグのノイズを上げていきたいと思う。by 管理人

ゴラッソの基礎知識

ゴラッソはブリードが販売するオフショア用メタルジグ。側面の面積があり気持ーち平べったくペラペラの見た目。左右非対称でわずかに前方重心。150~210gの30gオーダーのウェイトラインナップ。伊勢湾での主力は180g。

キラーアクションはシンペンのようにふらふらっとした絶妙の巻きアクションとスプーンのようなリバースを伴う水平フォール。とても優秀なジグで冬の伊勢湾の強い味方。販売元が地元のせいか愛知の釣り具屋ではなかなかの待遇を受けているが、それでもやっぱり伊勢湾の皇帝ゼロワンの人気に埋もれている薄幸なジグ。

使い方

巻いて使うジグです。ガチャ巻き、早巻き、ノーマルリトリーブ、スローダウン、ストップなど巻き方に変化を付けるとなお良し。ロッドワークを駆使したい人は後述のトゥイッチやリフトを混ぜる。初めて使うならボトムから10mの範囲で落として巻いてを繰り返すのが手っ取り早く釣れておすすめ。

巻きに飽きたらロッドワークでアクションを付けてみる。ゴラッソのワンピッチはトゥイッチのようなトントンとした軽めのワンピッチで。ジグが平打ったりすっ飛ぶようなジャークが効くシチュエーションはめったにない。リフトも腕を肩まで上げてロッドを水平にする程度の控えめなリフトでOK。

ロッドワークが理解できたら、巻きとワンピッチを織り交ぜたコンビネーションパターンを考える。ただ巻き、早巻き、ガチャ巻き、ワンピッチ、リフト、フォール、ステイなどを好きな順番で組み上げる。効果的なコンビネーションはその日の魚の気分によるのでその場で色々試す。

そのほか注意点は潮の向きに対するゴラッソのトレースコース。潮下から流れに逆らって泳がせるよりも流れに乗せたり流れを横に切るコースで反応が出やすい。伊勢湾のジギング船はほとんどスパンカーを立てるので潮流の方向はある程度安定する。ミヨシやトモの釣り座が取れたら最高、いつでも広いコースを探れるので積極的に狙っていく。釣り座が舷でも潮と風の向きによっては潮上に面することがあるので、潮上の離れたところへ投げる。トラブルを防ぐために隣の人のジグウェイトやラインの入っている方向、船の微調整による回頭に注意しとく。

画角が悪いですがちょうどゴラッソでブリが釣れた時の動画が取れたのでロッドワークの参考にどうぞ。

ゴラッソのすばらしさ

すばらしさ① フォール⇒ヒット

伊勢湾の青物は基本フォールで食う。ゴラッソはリフトでティップが戻り切る前にテンションを抜くと、ブビビビ・・・と強烈なフラッシングを起こしながらテールから斜めに沈む独特な水平フォールが起こる。また、軽めのテンションフォールでもアピール効果がありフォールのパターンにバリエーションを付けられる。

よくあるバイトはフォールからの着底の直前。ジグがザリっと底を擦るような違和感があったらそれがアタリ。このアタリにガツンとフッキングを入れられるようになるとこのジグを使うのが楽しくなってきます。シンプルにフォールが強い、それがゴラッソ。

すばらしさ② フォール⇒巻き⇒ヒット

ゴラッソのヒットパターンでよくあるのが、底をとって巻きはじめたところでのヒット。ワラサやヒラメに多いパターンで抑え込むような強烈なアタリがでる。ポイントは食わせるつもりでフォールをちゃんととること。あくまですばらしさ①の延長にこのパターンがあり、魚はフォールの段階からゴラッソをしっかり見ていて、着底後の動きだしで食いにかかってきてる。

フォール中のバイトを狙うのがAプランなんだけど、そこで食わなくでも次の巻きで食わせるっていう優秀なBプランが周到に用意されている。意外と頭脳派、それがゴラッソ。

ブリワラサに多いパターン

すばらしさ③ 唯一無二のアクションパターン

伊勢湾ジギングあるある、船上一切アタリなしタイム。そんなときどんなジグ使います?少なくともほかの人と同じジグは避けたい。それで釣れてないわけだから。

そんな時にゴラッソ。この記事の初めにゴラッソを使う人はあまりいないと書いたけど、逆に言えばジグがかぶる心配もほぼない上に、ジグのポテンシャルを考えればオッズもあり、アタリなしタイムの大穴のジグだと僕は思ってる。というかむしろこのジグの実力を知ってればそんな時こそ使いたくなる。実際ゴラッソに助けられること多いしね。拾い釣りも強い、それがゴラッソ。

すばらしさ④ サワラ戦の生還率

ワイヤーリーダーさえ切るサワラ君。ジグごと持っていかれる人も多い。悩ましいのがフォール中のバイト。サワラのフォールに対する反応は素晴らしいんだけど、一方でフォール中に食われるとびっくりするくらいブレイクするというジレンマ。はい、ではここでゴラッソをご覧ください。

長いですね。そう長いんです。長いってことは尻尾から丸呑みされてもジグの半分くらいで止まるので、ちょうどリーダーもアシストラインも歯に当たらない絶妙な入り具合。

ハーモニカ食いされるケースでも、小さなジグよりも頭から下の面積が広いので頭を狙われる確率は下がり歯がリーダーに触れる可能性は低いです。さすがにアシストラインを切られることはあるけど最悪ゴラッソ本体は回収できます。底とって巻こうとしたらすでに掛かってた時のあの複雑な気持ちからもおさらば。サワラに強い、それがゴラッソ。

まとめ

いろいろ書いたけどとりあえずゴラッソのすごさを実感したいなら、グローベリー赤金の180gを買ってボトムから10mの範囲をただ巻きとフォールでひたすら往復してみるのが一番手っ取り早い。これだけでたぶん周りよりも釣れますw
ページ下にゴラッソに助けられた釣行の記事貼っときます。

P.S. ブリード関係者のみなさまゴラッソ180オレンジグローもっとたくさん作ってくださいお願いしますまじで