シマノのプライヤーの修理
先日、8年連れ添ったプライヤーが逝った。
シマノのADプライヤー。金属疲労でバネが折れて脱落。
初めて買ったプライヤーで愛着があったし、特に買い換えたいものもなかったので適当なキックバネを調達して直してみる。
作業内容
わずかに残ったバネの一部で線径を測ると1.1ミリ。
AMAZONで検索するとそれっぽいのはいくつか出てくるけど、線径以外の寸法が合うかわからなかったのと、どれもまとめ売りで修理に使うには高かったので断念。
でも俺知ってんだわ。意外とこういう変な小物がホームセンターでバラ売されてるってことをな。
はい発見。0.9ミリと1.2ミリの線径があって困ったけど削るのが面倒だったのと多少クリアランスあったほうがスムーズかと思て0.9ミリを購入。
あとはもうわかるっしょ。
ペンチでプライヤーに嵌められるよう曲げて取り付け。
コイルがハンドルの根元で干渉するので、コイルが出る向きは純正と反対にしました。
完成と思いきやバネが弱いのかグリップの開きが悪かったので、モーメントが効くようコイルに近い位置で曲げ直し。
あとはもろもろ収まりがいいように調整して再装着。
まとめ
はい完璧。
戻りは純正よりも少し弱い気がするけど作業には支障ないレベル。
そして買って気づいたけどこのキックバネステンレス鋼じゃん、もっぱら海水使用なので助かるー
てーかこのプライヤー、薄めで華奢に見えるけどめちゃくちゃ優秀。
どれだけ長く使っても動作がしなやかだし、適当な手入れでもサビが浮かないし、なにより先端が異様に頑丈。
先っちょでめちゃくちゃ力込めて挟んでも歪まないから、ミスキャストでぶつけた潰れたアイも横から全力で力込めて挟むだけで牛乳パックの口を開ける感じでアイが開くのよな。現場でルアーが復帰できるのマジでありがたい。
ちなみにグリップにはめているのはアクリルホースです。
ノットの締め具としても使えるようにするためです。
釣りの持ち物をできるだけ減らしたい人間なので。