【釣り日記】伊勢湾ジギング【2019年12月】

師走に入り青物の調子が上がってきたので伊勢湾ジギングへ。今シーズン初の冬の伊勢湾ジギング。当日は天気に恵まれ凍えない程度に晴れ間があり風も穏やか。釣り座はくじ引きで左舷みよし。ジギングでみよしは初めてだ。

最初に流したポイントは鳥が群がりハマチが沸く例の浅場、中電風車前。
が、ついてみれば静かなもので鳥山はおろか魚探の反応もいまいち。とりあえず竿を出すけどひと流し目は釣れず。船を入れなおしたところでようやく左舷でハマチが一匹あがる。するとちょこちょこと周りでハマチが上がりだしてコンスタントに釣れだす。

僕を除いてな。

せっかくのみよしだし潮もかなり流れてたのでピニングで飛ばして広く狙おって思ってやってたんだけど、それがあかんかったのか全くアタリなし。いやな予感がしたので気分を変えてタックルとジグを変える。ゴラッソ180オレンジグロー。

今日のMVPになるジグである。

潮上に投げて底を取りつつボトム付近を広く探る。と、3回ほど底を取ったところで着底と同時に竿に違和感。アタリの核心はなかったけど糸ふけをとって一発あわせを入れるとドルンとした引き心地。魚だった。食い方と寄り方がサワラっぽかったので追い合わせは無しでとにかく巻く。上がってくると案の定サワラ。船長にタモ入れしてもらってとりあえず１キャッチ。坊主逃れて気が楽に。

その後も同じところを何度か流してゴラッソでハマチを1匹追加。船上があったまったところで、良型狙いの深場へ。水深80。ベイトは広く薄くといった感じだけど、上から下まで青物がほどよく付いたいい感じの魚探の反応。

これぐらいの方がベイトよりジグが目立っていいのかもね。ひと流し目でほかの人がパラパラと釣れてていい感じ。

で、そんないい感じの中僕は何してたかっていうと、エビっためちゃくちゃ重いゼロワンを80mから巻き上げる修行をしていた。nice work.　なんで僕だけゼロワンめちゃくちゃエビるのか。結局途中からゴラッソ180とボッコーネCB210しか使わなくなりました。さすがゴラッソ変えて速攻でハマチを追加。中層のトゥイッチみたいなワンピッチ。今日ゴラッソ調子いいなーと思ったので、そのまましばらくゴラッソで釣る。潮どまりの直前ごろに着底寸前でまた違和感。あわせて巻き上げると上がってきたのはサワラ。ハマチかと思って船長にタモをお願いしてなかったので、焦ってる間にアシストが切れてバイバイ。テールのアシストライン2本とも毟り取られた。そのすぐ後にもジグ入れなおそうと回収したら、テールのアシストライン2本とも毟られてた。

アタリもなかったので咥えて一瞬で切ったんだろうね。

潮どまりを挟んで残り2時間ほどになったころ、今度はボッコーネCBにアタリ。中層のテンションかけ気味のロングフォールからのワンピッチ直後に食い込み。合わせを1回入れて巻きあげ。ワンピッチで食ったし食い込む感じのバイトだったので、ハマチと思って抜きあげるつもりでいたけど上がってきたのはサワラ。船長が僕より先にサワラと見抜いててタモ入れの準備してたので何も言ってなくてもすくってもらえた。ボッコーネを葉巻のように咥えた厳ついサワラ。ボッコやるやん。

12時を回って潮は返ったけどアタリが遠のいたので場所を変える。馬の背みたいなポイント。大物の反応はないけど背の上に濃厚なベイト反応。期待してボッコを落とす。と、僕の後ろでヒット。

気になるので横目で様子を見てたら上がってきたのは丸々と肥えたアジ。即座に魚探の反応メガアジやなかーいと心の中で突っ込むと同時に萎え。希望の魚探反応が巨アジだとわかっても、時間が迫っていて場所も移動できないのでここで身を固める。結局メガアジも後ろの人のヒットのみで何もないまま時間が過ぎてラストの流しに。

アジも来ないので流しの途中であきらめて帰り支度をしていたところ、ふと目に入った魚探にアジの上に変な反応が出てたので、片付け残ってたロッドを手にクラッチを切る。本当に偶然なんだけど片付け残ってたタックルに結んであったジグはゴラッソ180グローベリーアカキン。

20mくらい落としたところでクラッチ切っててもわかるくらいの派手なアタリ。急いで糸ふけをとってフッキングを入れると同時にゴリ巻き。上がってきたのはやはりサワラ。急に表層でかかったのでタモ待ちになったけど、豪快にジグを半飲みしてて歯がちょうどジグに当たっていたので切られずに取り込めた。深く呑み込んでてもはや口の中にゴラッソが住んでるみたいな見た目になってて面白かった。

今回はこれで終了。初めから終わりまでゴラッソが強かった1日。ブリは上がらなかったけど海全体としては調子のいい日で、他のジギング船も調子よかったみたい。

今シーズン初の伊勢湾ジギング、いい感じのスタートだった。

おまけ：サワラの炙り↓