【インプレ】エクスセンスCI4+C3000MHG【18エクスセンス】
少し前、また消費癖が発動しシマノのリールを買った。
エクスセンスCI4+3000MHG、いわゆる18エクスセンスだ。
しばらく使ってきて何度か魚もかけてきたので
今回はこのリールの特徴として良いところと気になるところを、自分なりにまとめてみたい。
基本情報
インプレする前に、簡単に基本情報をさらっておく。
18エクスセンスはC3000M、C3000MHG、3000MHG、4000MXGのラインナップが展開されている。
番手前のCはコンパクトの略。
HGNギア、Xship、マグナムライトローター、Xプロテクト、Gフリーボディ、ARCスプール、CI4+、リッジサポートドラグ、ラピットファイアドラグ、ARBが搭載されたソルトルアー用リール。
初めてCI4+を搭載した前作の17エクスセンスより約1年でモデルチェンジが行われ、2018年に本品投入となった。
18エクスセンス SHIMANO公式HP製品情報ページ
18エクスセンスのいいところ
①見た目が最高にかっこいい!
僕が18エクスセンスを選んだ1番の理由は見た目だった。ほぼ一目惚れ。
カーボンらしくマッドブラックで統一された見た目が最高。
また、色に目が行きがちだが、全体的なサイズ感やアームの形、各種操作部の細かなデザインがスマートでシンプル。
今時な印象を受ける見た目。
②軽さ
この18エクスセンスは、僕にとって初めてのCI4+を使ったプロダクトだったので
軽さに関してはかなり期待していた。
…が、単体で触っているだけではその軽さは実感できなかった。しかし、実際にロッドに付けてキャストして、すぐにこのすごさを実感した。
タックル全体が軽い。
これまでのリールはタックルの重心が手元にある感じで、キャスト時に手元にもたつき感を覚えたり、
重さがアタリに対する感度を落としている感じがしていた。
一方このリールはタックル全体が軽いので、キャスト時の振りぬきも軽やかだし、あたった瞬間にタックル全体がコーンと反応する感じがする。
それにショートバイトのシビアな合わせにも、手元が軽いので鋭く合わせが入る。僕の場合、使って感じた一番のメリットはこの軽さだった。ぜひ軽い竿と組み合わせて使ってみてほしい。釣り方が変わります。
あと、ローターが軽いのか巻きの軽さも同価格帯のリールよりも良い。コロつきは感じるけど動き出しは抜群。
③ドラグ性能
ドラグの性能はすごくいい。座金にはフェルトが数枚入っていて動き出しが滑らか。特に強めドラグ設定をした時の滑り出しが他の同価格帯のリールよりいい気がする。逆に弱めていくとズルズル感が結構早くでてくる。細糸でシーバスより小さい魚に使う時は至適なドラグ設定を見つけにくい。
ドラグの音。これはいろいろ意見有ると思うが僕は好き。
カーボン主体の18エクスセンスのドラグ音はカチカチとした感じ。極端な例えだがマウンテンバイクのギアを変える音に似ている。このカチカチ感がちゃちに感じてしまう人がいるかもしれない。
従来のキーンというメタリックな余韻のあるドラグ音を期待している人には合わない気がする。個人的にはカーボンらしいこのカチカチも、今時なという理由で気に入っているし、繰り返しになるがドラグの性能は最高なので前向きに評価した。
18エクスセンスの気になるところ
と、ここまで良いところを上げてきたが、逆に気になるところが1点だけある。リトリーブ中のスリスリ感。
アマゾンのレビューにも僕が言うスリスリ感っぽいシャリ感についてのレビューがある。(個人的にそのレビューは面白くて好きだが・・・。)
アタリハズレの問題かと思ったが僕の買ったものにもスリスリ感があった。どこかでかすかに擦っている感じがする。擦っていればしばらく使えばどっかに傷が入るはずなのだが、今の時点で見える範囲に傷は無い。
試しに可動部や接合部を手当たり次第グリスアップしたところ、音は静かになったがスリスリフィーリングは変わらなかった。幸い実際の釣り中はPEのノイズとかにかき消されて全く気にならない。
静かな部屋で一人で集中してリールを巻いているときに感じる程度だけど、ちょっと残念。
まとめ
以上が、僕の18エクスセンスを使用してきた感想。特筆したいのはCI4+の軽さなので、気になった人は1度店頭で竿に付けて振ってみて欲しい。これまでのリールとは明らかに使用感が違う。
ゴリゴリのパワフルリールではなくちょっと繊細なバランス型って感じのリールなので、PE1号から1.2号くらいで1kgから2kgのドラグ設定で最近は安定している。買ってよかったと思えるプロダクトだった。